実写版「ジョジョ」は果たしてコケてしまうのだろうか?

1987年、週刊少年ジャンプで「ジョジョの奇妙な冒険」がスタートしてから30年。

今年、ついに「ジョジョ」が実写化される運びとなりました。今回は、第4部「ダイヤモンドは砕けない」です。

何年か前から、噂は何度か上がったことはあった実写版「ジョジョ」。当初は、嵐の松本潤さんを主演にする、という話が最有力でした。

しかし、実際に主演を務めることになったのは、山崎賢人さん。正式に発表されるやいなや、かなりネット上で大ブーイングが起こることに・・・

監督は、悪名高き「テラフォーマーズ」の三池崇史さんです。「ジョジョ」実写化のニュースが、「テラフォーマーズ」公開のすぐあとだったこともあり、悲観の声も多く聞かれました。

公開まで残り1ヶ月ほどとなり、俳優のみなさんが演じるキャラクターのビジュアルや、予告編も続々と公開される中、やはり不安視する声が大多数を占めています。

では、実際に実写版「ジョジョ」は地雷なのか?金をドブに捨ててしまうのか?

いろいろと、検証してみたいと思います。

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2017.07.01

キャスティング

まず、大事なのはキャスティングです。

演じる俳優が、原作キャラクターの雰囲気とかけ離れてしまえば、脚本や演出をどんなに頑張ってもかなり辛くなります。

最初に主役である、東方丈助役・山崎賢人さんを確認してみましょう。

山崎賢人扮する東方丈助

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

こちらが、原作の東方丈助。

原作の東方丈助

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

やっぱ、違うな〜

もともと、原作は日本を舞台にしながら、荒木先生の画風によって日本人離れした顔の濃さがあるんですよね。と言うか、丈助は父親がジョセフ・ジョースターだからハーフなんだよね。

山崎さんは、まさに日本人といった顔立ちなので、濃いめの丈助はちょっと無理があるみたい。これだったら、松本潤さんの方がまだ近い気もします・・・

続いては、広瀬康一くん。演じるのは、神木隆之介くんです。

神木隆之介演じる広瀬康一

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

原作版との比較ですが、康一くんは時期によってだいぶビジュアルが違うんですよね。初期は白目が無かったり、スタンドであるエコーズがact.3に進化したときになると、かなり目つきが鋭くなったり。

今回の実写は第1章となっていて、エピソードとしては虹村兄弟が登場するあたりまでみたいなので、ちょうどエコーズが発現したあたりです。となると、このときですかね。

広瀬康一

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

まあ、許容範囲なんじゃないですか?ぶっちゃけ、実写の方はまんま神木くんなんですけど、等身大の高校生(身長は低いけど)というキャラクターを演じるのであれば、これで十分かと。

第3部の主人公、空条承太郎を演じるのは伊勢谷友介さんです。劇中のビジュアルはこちら。

伊勢谷友介演じる空条承太郎

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

原作の4部承太郎。

原作の空条承太郎

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

僕はいけると思います。第4部での承太郎は設定が28歳なので、老けすぎ、との声もありますが、ぶっちゃけ原作の方も28歳には見えないので個人的にはOK。顔の濃さは、ジョジョっぽいです。

お次は、新田真剣佑さん演じる虹村億泰です。

新田真剣佑演じる虹村億泰

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

で、原作の虹村億泰。

原作の虹村億泰

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

無理があるな・・・

真剣佑さんは顔立ちが整っているイケメン俳優なんですが、億泰はどちらかというとブ◯イク。メイクで頑張って近づけてはいますが、どうしても地の丹精さが出てきてしまってますね。

そして億泰の兄、虹村形兆。岡田将生さんの形兆がこちらです。

岡田将生扮する虹村形兆

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

そして、原作の形兆はこれ。

原作の虹村形兆

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

岡田さんも頑張って表情を作ってはいますが、やはり威厳というか兄貴感が足りないですね・・・。線が細い。

変わって紅一点、山岸由花子いってみましょう。演じるのは小松菜奈さんです。

小松菜奈扮する山岸由花子

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

原作の山岸由花子はこちら。

山岸由花子

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

こちらは許容範囲じゃないですか?

山岸由花子の再現度を高くしようとすると、どうしても年増になってしまう気がするので(原作って、ちょっと老け気味だよね・・・)、ここいらがいい塩梅かと。

最後に、ヴィランであるアンジェロ。演じるのはヨシヒコこと山田孝之さんです。

こちらは先に原作の方を見ておきましょう。

アンジェロ(片桐安十郎)

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

そして、山田孝之さんのアンジェロがこちら。

山田孝之扮する片桐安十郎

©2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

眉毛のない山田孝之。

再現度は低いですけど、これはこれで好きです笑

総合的に見ると正直、キャストは不安の方が勝りますね・・・

スタンドの表現

「ジョジョ」といえばスタンド。実写映画では、スタンドがどのように表現されるかも気になるところです。

最新の予告編では、少しだけスタンドの映像が確認できます。

アンジェロのアクア・ネックレスはフルCG、丈助のクレイジー・ダイヤモンドはCGっぽいですけど、特撮ヒーローのようなスーツっぽい感じもしますね。

スタンドの映像自体は、意外に結構良い感じです。画面が暗くいのと、半透明になっているのとで、案外粗が目立ちにくくなっていますね。

個人的には満足です。

期待はしてないが・・・

僕は、最終的にどんな出来になろうと見に行くつもりでいます。

かの悪名高き「ドラゴンボール エボリューション」を見に行った僕には、なんら怖いものはありません。あれも、ダメだとわかりきったうえで見に行きましたからね笑
そういえば、「進撃の巨人」も見に行ったわ・・・

僕が駄作映画を見に行くのもせいぜい数年に一回くらいなので、別に1,800円くらいはどうってことないです。とりあえず味わう。

ただ、製作陣からすれば、ヒットしないとヤバいですよね。タイトルに「第1章」と付けちゃってますからね。続編前提。

すでに、第2章以降の脚本やキャスティングなどの話は進んでるんじゃないかと思われます。今回の第1章の興行成績によっては、それら全てが水の泡になりかねません。関係者は、今、かなり精神的に辛いんじゃないですかね?

まあ、だったら最初から「ジョジョ」なんて難解な原作を実写にしなければいい、というお話なんですがね。