本日8月3日、初の劇場版「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄(ヒーロー)〜」が公開されました!
週刊少年ジャンプで連載が始まってからずっと読んでた大好きな漫画なので、映画化が発表されてから楽しみで仕方がなかった・・・。もちろん初日に見にいきました!
ぶっちゃけ視聴率とかDVD売り上げとか、原作が同じジャンプの「ハイキュー!!」よりも売れてなかったりとか、アニメ1期のときに発売された3DS用ゲームが売り上げあんまりだったとか(もちろん購入済み)、実績が今ひとつ付いてきていない印象を個人的に受けていたので心配だったのですが・・・。
初日は大盛況!このままいくと、今週末の土日2日間の興行成績で1位を取るんじゃないかくらいの勢いです。来週月曜日、映画.comのランキングが今から楽しみで仕方がない!もうアニメ4期も決定でしょ!
ということで、ネタバレありではありますが感想を書いていきます。
アクションがすごい!
アクションに定評のあるアニメーション制作会社ボンズが担当しているということで、普段のテレビアニメからしてめちゃくちゃ素晴らしいアニメなのですが・・・。
映画になることで、それすら悠に超えていく超・高クオリティのヒーローアクションとなってました!
- 若かりしオールマイトがアメリカで活動していた頃のシーン
- 物語の舞台となるI・アイランドのアトラクションに挑む1-A男子組
- ヴィランとの戦闘
- クライマックスの師弟共闘
などなどどれもグリングリン動いて、ドカンドカンですわ!(語彙)
個人的に好きなのは、爆豪と轟の共闘シーン。しかも劇中で2度も!
一度目はヴィランの手下との戦闘にて、敵の手のひらに付着した爆豪の汗に轟が左手の炎で引火させるシーン。
二つ目は、空中を浮遊するデクとメリッサをさらに空に舞上げようと、風力発電用の風車を爆豪の爆発で傾けさせ、轟の炎を送り込むことで強力な熱風を飛ばすというシーン。
原作では見られない珍しいシーンなので、めちゃくちゃ興奮した・・・。
ついに来た!師弟共闘シーン
物語の最終盤、クライマックスでデクとオールマイトの共闘シーンが入ったときは、もう目頭熱くなりまくり!
原作ではオールマイトのワン・フォー・オールが消失してしまったので、ついに見せることがなかったファン垂涎の夢のようなシーンがまさか映画で実現するとは・・・。もう熱くならないわけがない!
ファンなら、このシーンのためだけに1,800円払っても損はしないです。
あと、映画のクライマックスで師弟共闘を入れたのは個人的に上手いな〜と思いまして。
バトル漫画を原作とするテレビアニメの場合、長編になればボスとの戦闘シーンに何話も費やすのが当たり前です。ドラゴンボールなんか1年くらい平気で戦ってたりしますし。
対して映画の上映時間は長くても2時間くらい(ヒロアカは1時間半)、敵との戦闘シーンに費やせるのは正味30〜40分といったところでしょう。
結果バトルシーンが物足りなくなってしまい、敵キャラも原作のボス級と比べて脅威としての印象を受けづらいことが多いです。「最強、最悪」みたいなアオリがあっても、ファンからすると「どこが?」といった感想を持ってしまうことが割とあります。
そこをどう描けば映画にふさわしい強敵に映るのか、そしてどう決着つければ敵の格を落とすことなく、かつ説得力のある勝ち方ができるのか、といった点が映画スタッフの腕の見せ所となるわけですが・・・。
ヒロアカ劇場版はこれがものすごく上手かった(個人的に)。
原作の中では最後まで無敗だったオールマイトが1人では勝利することのできない強敵・覚醒後のウォルフラム。
それを、メリッサから託されたアイテムによって普段はセーブして使っていたワン・フォー・オールを100%全力で使えるようになったデクが共に戦う。
限られた時間で強大な敵を描きつつ、納得のいく方法でさらにそれを主人公が上回っていく、しかも原作ファンが夢に描いてきた師弟共闘という胸熱シーン。パーフェクトといっていいんじゃないでしょうか。
ウォルフラムのCVが、アメリカドラマ「24」のジャック・バウワー役でおなじみの小山力也さんというのも良かったのかもw
入場者特典・Vol.Originも満足

同じくジャンプ系「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」から見かけるようになった0巻商法。原作を全巻帯付き初版で集めてる身としては見逃すわけにはいきません。
内容は映画にまつわる設定資料とワンピ原作者尾田栄一郎先生との対談、そして9Pの書き下ろし漫画と構成自体は非常にオーソドックスでした。
書き下ろし漫画は、今後原作でも描かれるであろうオールマイトの過去編を一部ダイジェストで描きつつ映画に繋がるようなシーンで締めくくるといった感じ。
普段ジャンプ系でこういう0巻商法をやるときは、公開前にジャンプ本誌に掲載されてしまい限定感が薄まってしまうことも多いのですが、今回はそれも無し。完全に映画を見に来た人しか読めない漫画となっています。この点も個人的にはうれしかった!
その他諸々の雑感
ゲスト声優に関して。メインの2人、メリッサ役の志田未来さんとデヴィット役の生瀬勝久さんは非常に上手でした!予告編時点で志田さんには全く不安がなかったのですが、生瀬さんにはちょっと違和感があったので心配していたので実際の本編を見て安心。
そのほかに千鳥のお二人も本人役で出ていたのですが、ノブさんはともかく大吾さんはう〜ん・・・。普段と何か違う喋り方に感じました。
あと見間違いじゃなければエンディングのスタッフロールに、メカニックデザインとして「フルメタル・パニック!」や「機動戦士ガンダム00」でおなじみの海老川兼武さんのお名前があったのですが、調べても現時点で全く出てこない・・・。気のせいだったのか?
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